第20回音楽鑑賞会  チャイコフスキー特集を聞いて【実施報告】

Posted by on 11月 20, 2024 in 新着情報
第20回音楽鑑賞会  チャイコフスキー特集を聞いて【実施報告】

10月14日(月・祝)、TPP(東京プロムナード・フィルハーモニカー)による定期演奏会が、ティアラこうとう(江東公会堂)で開催されました。会場には開演前にもかかわらず、多くの音楽ファンが駆けつけていました。主催者サイドに伺うと、来場者は約600人超えとのこと。今回は迫力ある演奏を聴こうと思い、いつもと違って前列に場所を取りました。

チャイコフスキー特集の第1曲目は「イタリア奇想曲」です。金管楽器のファンファーレから始まり、オーボエ、トランペット、さらに打楽器へと移り、イタリアの明るい雰囲気を醸し出されていました。

2曲目は「ロミオとジュリエット」。シェイクスピアの名作です。ゆったりとした序奏から第1主題の不規則で激しくたたきつけるようなリズムへ。それとは対照的な甘美で官能的なのが第2主題です。最後のコーダ(結尾部)は、劇的な展開で聴き応えがありました。

3曲目は「交響曲第5番ホ短調」。4楽章にわたる構成で、特に最後はあふれる力感とがっちりした構成によって、ゴージャスな終わり方をしているように感じました。

全ての演奏が終わっても、拍手は鳴りやみません。当然のことながらアンコールです。曲目は「眠れる森の美女」。「白鳥の湖」、「くるみ割り人形」とともに3大バレエ音楽とも呼ばれています。特にハープの音色がキレイでした。

そしてフィナーレは例によって「ラデツキー行進曲」。会場いっぱいの手拍子に皆さんノリノリでした。今回の演奏は、最近の中でも特に良かった印象があります。

次回は2025年4月19日(土)「ドボルザーク特集」が予定されています。場所はいつもと違い「杉並公会堂」です。皆さんの参加をお待ちしております。

平林秀博 1973商卒 記