第42回美術鑑賞会報告 ~ロートレック展を鑑賞して~【実施報告】
第42回美術鑑賞会で、9月18日(水)『ロートレック展 時をつかむ線』を鑑賞しました。初参加の山中が感想含め報告いたします。
連日の猛暑もあり4名と最少参加人数となりましたが、柏原顧問のご尽力により今回も充実した会となりました。場所は、西新宿のSOMPO美術館。58億円で落札した「ゴッホのひまわり」が保管されていることで有名ですね。
館内に集合し、柏原顧問から鑑賞前のレクチャーを受けました。展示品は米国の個人コレクションで240点と多数(有名なポスターから素描・雑誌などの挿絵・手紙や私的な写真など)、ロートレックの生い立ち・短命、各画の曲線美・配色・構図の特徴、浮世絵の影響、ある人物画のモデル本人との会話や関係、素描から版画までの制作過程がわかる3点展示。キャバレーなど夜の女性モデルが多いが、当時の女性蔑視に対する擁護もあること、等々。無知な小生にとって実に参考になる話を伺い、これにより絵により深く関心を持って見ることができました。
鑑賞者の方々は老若男女であり日本においても知名度高くファン層の広さを感じ、小生は社会人スタートを切った街小樽市でよく通った喫茶店名がロートレックであったことを懐かしく思い出しました。展示の最後には、あの「ひまわり」も見ることができ、写真撮影OKには驚きました。
鑑賞後は、アルコール入りのお茶会で鑑賞感想から近況報告など少数ならではの穏やかな時間を過ごしました。各々、国内の美術館巡りをされていること。最後に、来月計画されている「高橋龍太郎コレクション展」も楽しみに参加を約し、散会となりました。
柏原顧問様、今回もありがとうございました。
(記 1984年工学部卒 山中武彦)