【実施報告】第5回 JAZZ LIVE ~武藤晶子 JAZZ トリオ~
第5回のJAZZ LIVE(武藤晶子ジャズトリオ)が、10月12日(日)北松戸駅前のスタジオトキにて開催されました。会場へは早めに着いたのですが、既に満席。当日は10月とはいえ暑い日でしたが、会場も観客の熱気に包まれていました。
今回の演奏曲は、11曲。最初は「Our love is here to stay」。一曲目から、観客の「ブラボー!」が飛び交います。次に「枯れ葉」「いそしぎ」。この2曲は、子どもの頃、親と一緒にレコードで聞いた記憶があります。曲を聴きながら半世紀以上前のステレオの前に座った私の家族の光景が蘇りました。音楽って不思議ですね。会場の皆さんは、それぞれ歌ったり、ハミングしたり、静かに聞き入ったり。私は、曲に乗って体が揺れています。その後、「煙が目に染みる」。私の心にも染み入ります。前半最後はフラメンコの曲をジャズにアレンジした「恋に溺れて」。スペインの風を感じました。
後半は、軽くてノリのいい「森を歩こう」で始まりました。そして「朝日の当たる家」、「Sunny」、「自由への讃歌」、白雪姫のテーマ曲の「Someday my prince will come」と続き、ラストは「Sing Sing Sing」。すでに一体となっているアーティストと観客の熱気はここで最高潮に達しました。曲が終わると、大きな拍手とともに「ブラボー!」が会場を飛び交いました。
アンコールは、ベニーグッドマンの曲です。軽快で優しいメロディーとリズムに身をゆだねながら、高ぶった心を少し落ち着かせて、お開きとなりました。
会場を見渡すと、観客の方たちはいろいろな年齢の方が来ておられ、若い人たちも来ておられました。こうして名曲は引き継がれていくのだなあと実感しました。
ジャズライブというと敷居が高いように思われるかもしれませんが、校友の武藤晶子さんのライブは、親しみやすく、気楽に参加できます。次のライブでは、是非皆さん一緒に楽しみましょう。
久保明美 81年 文卒 記

