第14回音楽鑑賞会 【実施報告】
第14回音楽鑑賞会は「東京プロムナード・フィルハーモニカー」の第21回定期演奏会を9月29日(日)午後2時から杉並公会堂大ホールで行いました。支部長はじめ、校友友人なども参加、広いホールが満席状態で盛況でした。
1曲目は.<ブラームスの悲劇的序曲 作品81>でした。序曲としていますが、この曲は特定の歌劇や劇のためではなく、純粋に「悲劇的なるもの:」を表現するために書かれています。「演奏会用序曲」と呼ばれ、それ自体で完結した曲として書かれています。
2曲目は.シューベルトの<未完成交響曲>です。そのみずみずしい叙情性とほの暗いロマンティシズムで聴く人を魅了し続けています。第一楽章と第二楽章、第三楽章の途中まで完成していましたが、なぜか未完成のままで終わっています。大胆なオーケストレーションや変幻自在の転調など、聴きどころも多くシューベルトの代表作です。以前は第8番が「未完成」とされましたが、1978年全面改訂、第7番が「未完成」、 第8番が「グレート」となりました。
15分の休憩の後.ブラームスの<交響曲第4番ホ短調>が演奏されました。第1番とならぶ大作ですが、 ブラームス自身が「自作で一番好きな曲、最高傑作」と述べている最後の交響曲です。指揮者の佐藤氏も自分の好きな曲の一つと言っています。
アンコールはやはりブラームスの作品で「ハンガリアン舞曲」の7番が演奏されました。そして例のごとく「ラデッキー行進曲」。当日は打楽器奏者が不足とのことで、指揮者自らスネアドラムを演奏し、会場の拍手と一体となり演奏は締め括られました。 」
【次回第15回予告】
▶日時 2020年4月8日(日)14:00~
▶会場 練馬文化センターこぶしホール(西武池袋線練馬駅すぐ)
▶演目 ドヴォルザーク:交響曲第6番二長調 作品60
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 作品56a
音楽鑑賞会連絡先:hori.mitsuaki.346729@f5.dion.ne.jp 携帯:090-1437-6671(堀)
音楽鑑賞会担当理事 堀光昭 記
【ウルトラマンのプレート写真について】ウルトラマンがお茶の間に登場したのは1966年7月10日(日)です。放送開始前日の7月9日(土)に杉並公会堂において開催された、番組PRイベント「ウルトラマン前夜祭ウルトラマン誕生」が公開録画中継で放送されました。その意味で杉並公会堂は、ウルトラマンの聖地として、公会堂正面左壁にウルトラマンのプレートが掲げられました。(KJ)